“ひとりひとり”の「暮らし」に寄り添うデザイン

木、タイル、ガラス、塗り壁などの土。これら自然素材はあたたかな風合いで空間を彩るだけでなく、家を長持ちさせ、暮らしを手助けしてくれます。

たとえば、シンプルモダンな空間にもすっとなじむ無垢の柱や梁。良質な無垢材は年月を重ねるほど強くなり、丈夫で心地よい空間をつくりだします。

独特なテクスチャーが美しい塗り壁は、優れた調湿作用をもつ素材。外壁に用いるほか、ウォークインクローゼットをあえて塗り壁にして、衣類を湿気から守る方法もあります。
こんなふうに自然の素材には、暮らしを豊かにする力があふれています。私たちは、“自然素材のデザイン性と機能性を活かす家づくり”を行います。

毎日の暮らしを楽しくする間取りと動線

「どんなふうに、暮らしたいですか?」
家づくりを始めるとき、私たちが最初にお聞きすることです。
お話しをうかがうのは、営業マンではなく設計士。設計士がご家族の想いを汲みとり、図面に起こし、お客様が納得するまで何度も書き直します。だから、ひとつとして同じ間取りはありません。
たとえば、家事動線の中に納戸や家事室をつくったり、将来間仕切り可能な子ども部屋をつくったり。帰宅して最初に目にする玄関や、ゲストも使う1階のトイレを余裕のあるつくりして、家全体にゆとりをつくったり。
暮らしに寄り添った間取りと動線づくりは、自由設計の一軒家ならではの楽しみです。

造形家具で細部までデザイン

「あの壁にちょうどおさまる家具が欲しいなあ」
「床の色と家具の色を一緒にしたらきっと素敵!」
素材や間取りにこだわって家をつくるのなら、家具にもこだわりたくなるもの。でも、ひとりひとりの暮らしが違うのだから、“我が家にピッタリ”の家具はなかなか見つかりません。
そこで私たちは、店舗設計などで培った“惹きつけるデザイン”をもとに、色・形・機能にこだわったオリジナル家具を造作します。これまで手がけたものは、テレビボード、造り付け収納、トイレの手洗いカウンター、デザイン建具などさまざま。
オリジナルの家具は使うほどに愛着が湧き、その家になじみ、生活にも溶け込んでいきます。

光につつまれ、風がぬける家づくり

光と風は、暮らしに欠かせないもの。だから、光と風の入り方を計算して、窓の大きさ・位置・数、軒の長さにもこだわります。
たとえば、ちょうどいい深さの軒は、夏の強い日差しをさえぎり、冬はあたたかな日差しを室内に運びます。暗くなりがちな北側の採光は、天窓(トップライト)がおすすめ。やわらかな陰影をもたらす間接照明も効果的に取り入れます。
同時に、風のとおり道をイメージして、空気が自然と流れる住まいへ。私たちが大切にしているテーマです。